今日は病棟も落ち着いているようだったので、昼からブロードウェイミュージカルを観に行ってきました。 2004年にトニー賞を取った"Avenue Q"というミュージカルです。 セサミストリートのように人形(パペット)を使ったミュージカルですが、役者と人形が一体化していて、とても面白かったです。 内容はNYの下町のアパートにすんでいる様々な人達の模様を描いているのですが、ゲイ、人種差別、宗教、失業、ホームレス、ポルノなどの現代のアメリカの社会問題をブラックユーモアたっぷりに演じていて、最初から皆大爆笑です。 曲は「君がゲイだったら」「誰でも少しだけ人種差別者」「インターネットはポルノのために」「他人の不幸は蜜の味」とか、内容は強烈なのですが、可愛らしい人形を使って明るく歌い上げられると、思わず笑ってしまいます。 コミカルな中にも最後の曲「For Now」のように「人生良いときも悪い時も決していつまでも続くわけじゃないんだから、腐らずに何とかやっていこう」というメッセージが込められていて、元気を与えられた気がしました。トニー賞を取ったのも納得できます。 でもその曲の途中で「George Bush!」という歌詞が入った時には観客は一番盛り上がったような気がします。 #
by ctsurgeon
| 2007-03-26 09:05
Babies' HeartsのYasuさんから教えてもらいました。 一発ではまってしまいました。格好良すぎ。 あれからYouTubeやiTunesで聴きまくっています。 高校時代はエレキギターをしていたのですが、20年近く遠ざかっています。 これを聴いてまたギター(アコースティック)が欲しくなりました。 Angelina-1 Angelina-2 Guitar Boogie Amazing Grace Somewhere Over the Rainbow #
by ctsurgeon
| 2007-03-25 22:57
やっとチーフフェロー代理2週目が終了しました。
好きな手術を選んでできるのは良いけど、2週間で十分です。疲れました。 弱点の大血管手術を集中的に出来たので、まあよかったです。 今週した症例は 月曜日 CABG x4 OPCAB x1 (RIMA) 火曜日 Reop. LVAD explant (HeartMate I) / Heart transplant Reop. MV repair (Right thoracotomy, Beating heart) 水曜日 Reop. CABG x2 (free RIMA) OPCAB x4 (BIMAs) 木曜日 Ao root replacement Ao root replacement + MV repair 金曜日 Type A dissection (Ao root replacement + MV repair + CABG x1 : LIMA) 金曜日の症例は87才の大動脈解離。破裂寸前でした。冠動脈まで完全に解離していたので大動脈基部置換をしたのですが、組織がもろくて冠動脈ボタンの再建をしたり大変な手術でした。気合いで出血止めて、術後経過は今の所非常に順調です。僧帽弁は大動脈弁輪からBow-tie stitch (Alfieri stitch)をかけたのですが、簡単で良い方法だと思います。 #
by ctsurgeon
| 2007-03-24 11:22
実は先週誕生日だったのですが、偶然朝エレベーターで一緒になったタレントドクターのO先生に「今週誕生日やったな。何がほしい?」
といきなり聞かれました。 ここ10年くらい誕生日プレゼントなんてもらったこともないので、おもわず 「へ?」と聞き返したら、 「靴? 服? いつもどこで服買ってるの? 好きなブランドは?」 と立て続けに聞いてきます。 「TJ MAX (アメリカのどこにでもあるディスカウントメガストア)やけど」 と言ったら、 「そんなんあかん。スーツをプレゼントしよう。ゼニアとかアルマーニは好き?」 と聞いてきます。 「え、まあ。でも高いし」 といっているうちにエレベーターがついて、彼はオフィスに消えて行きました。 クリスマスにレジデント全員にアテンディングからプレゼントが贈られる事はありますが、個人的にいきなりプレゼントをくれるなんて。。ホモでもないだろうし、本気なんかなと思っていたら、次の日、僕が手術している時ににいきなり手術室に入って来て、後ろから術衣の下に手を入れて右のお尻をまさぐって来ます。 「えー」と思っていたら、 「これで好きなスーツを買いなさい。上等のスーツ買わなあかんで。」と、スクラブのお尻のポケットに彼のクレジットカードをねじ込んで出て行ってしまいました。 彼と一緒に手術する機会が多く、まあ可愛がってくれているとは思うのですが、いきなりクレジットカードを渡されても、どれくらい使ったらいいのやら。。 日本人アテンディングのN先生に聞いてみたら、「いつも彼の症例手術して、感謝されてるんちゃう。遠慮せんと5番街でも行って高いスーツ買ってき」と言われたので、早速週末に行ってきました。しかしアルマーニのスーツ2000ドル。 今乗っている中古のアメ車が4000ドル。ミリオネラーの彼にとったらはした金でしょうが、とても人の金でそんな高いスーツ買う気になりません。といっても安物買ったらかえって失礼になるような気もするし。。結局アウトレットにいって、それなりのスーツをそれなりの値段で買ってきました。 Dr.Oはどんな難しい症例でも必ず手術を執刀させてくれるし、手術も良く教えてくれます。超有名なスーパードクターなのに、フレンドリーで人間的にも素晴らしく、彼から学んだ事は計り知れません。こちらの方が感謝してもし足らないくらいなのに、少し恐縮してしまいました。 こちらのアテンディングは自分が前立ちをして手術が終わると、執刀しているレジデントに「Good job, thank you for your help」と言ってきます。 日本ならレジデントに手術「させてやる」のが普通で、手術「させてもらった」レジデントの方から「ありがとうございました」と礼を言うものです。 日米の考え方の違いでしょうか。 #
by ctsurgeon
| 2007-03-19 09:43
来年度の胸部心臓外科レジデントの面接が今日ありました。
全国から17人の希望者が集まりました。 近年の心臓外科の人気凋落はすさまじく、130あるレジデントポジションのうち昨年は7割くらいしか埋まらなかったのですが、さらに今年は全米で希望者が60人以下らしいです。 完全な売り手市場なのですが、さすがにNYの有名プログラムだけあってうちの施設には50人近くが応募してきました。最終的に採用されるのは2人です。 簡単な朝食を皆で取った後、プログラムの説明。その後は各候補者が数人のアテンディングの部屋で個別面接を受けます。昼食後は病院内を案内して解散です。 日本の面接のような堅苦しい雰囲気はなく、また候補者同士も色んな病院の面接で顔見知りになっていることもあり、お互い情報交換したりして和やかな雰囲気です。 やはりうちの施設はレジデントが執刀する手術数、内容、手術室でのレジデントの裁量範囲、PAなどのコメディカルのサポートの面において、かなり魅力的なようです。それとNYという場所も人気の理由の一つでしょう。 彼らはこの時期全米の施設の面接に回り、最終的に希望施設をリストアップします。病院側も採用順位をリストアップして、後日マッチングが行なわれます。 Medical schoolを卒業した後に、一般外科レジデント、心臓外科レジデント、その後のアテングィングの職探し。医局人事などなく、常に競争に揉まれる彼らはやはり大変だなと思いました。 #
by ctsurgeon
| 2007-03-18 12:47
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