うちの病院は全米でも有数の心臓移植センターで、毎年100例以上の心臓移植手術をしています。
下の写真は毎週金曜の朝にある移植カンファレンスの様子。 総勢40名以上! の心移植チームです。 その中には外科医、内科医をはじめ看護師、精神科医、ソーシャルワーカーなど、色んな人がいます。移植医療は手術だけでなく、術後の免疫抑制剤などを含めて長期間の治療になること、患者の宗教的社会的なバックグラウンドも重要なことから、医者だけでこなせる治療でないことが、写真だけからもわかると思います。 移植適応の有無を決めるディスカッションでは医学的なことだけでなく、その人の社会的なバックグラウンドまで話し合われ、結構興味深いです。 それにしても、これだけの専門家を揃えたチームを作るのは、さすがアメリカという気もします。 途上国での臓器売買など暗い面もある移植治療ですが、補助人工心臓で生きながらえた人が元気に帰って行く姿を見ると、当事者としてはやはり良い治療だと思います。
by ctsurgeon
| 2006-07-25 11:57
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