The good wife's guide
結婚間近のM君が、昔の雑誌の切り抜きのコピーを見せてくれました。
50年前の婦人雑誌です。
あまりにも受けたので、そのまま下に載せます。
その頃のアメリカの中流階級の女性には、このような事も素直に受け入れられていたそう(?)です。半歩下がって歩くどころじゃありません。
現代のアメリカ人の女性(日本人でも)にこのような事を1つでも要求したら、はり倒されそうです。M君は彼女に渡すそうですが。。

The good wife's guide

* Have dinner ready. Plan ahead, even the night before, to have a delicious meal ready, on time for his return. This is a way of letting him know that you have been thinking about him and are concerned about his needs. Most men are hungry when they come home and the prospect of a good meal (especially his favourite dish) is part of the warm welcome needed.

* Prepare yourself. Take fifteen minutes to rest so you'll be refreshed when he arrives. Touch up your make up, put a ribbon in your hair and be fresh-looking. He has just been with a lot of work-weary people.

* Be a little gay and a little more interesting for him. His boring day may need a lift and one of your duties is to provide it.

* Clear away the clutter. Make one last trip through the main part of the house just before your husband arrives.

* Over the cooler months of the year you should prepare and light a fire for him to unwind by. Your husband will feel he has reached a haven of rest and order, and it will give you a lift too. After all, catering to his personal comfort will provide you with immense personal satisfaction.

* Be happy to see him.

* Greet him with a warm smile and show sincerity in your desire to please him.

* Listen to him. You may have a dozen important things to tell him, but the moment of his arrival is not one of them. Let him talk first - remember, his topics of conversation are more important than yours.

* Make the evening his. Never complain if he comes home late or goes out to dinner or other places of entertainment without you. Instead, try to understand his world of strain and pressure and his very real need to be at home and relax.

* Your goal: Try to make sure your home is a place of peace, order and tranquility where your husband can renew himself body and spirit.

* Don't complain if he's late home for dinner or even if he stays out all night. Count this as minor compared to what he might have gone through that day.

* Make him comfortable. Have him lean back in a comfortable chair or have him lie down in the bedroom. Have a cool or warm drink ready for him.

* Don't ask him questions about his actions or question his judgement or integrity. Remember, he is the master of the house and as such will always exercise his will with fairness and truthfulness. You have no right to question him.

* A good wife always knows her place.


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# by ctsurgeon | 2007-03-07 03:43
Endings are Beginnings
プライベートな事で色々あった週末でしたが、昨晩入ったレストランでふと目にした言葉に妙に啓示めいたものを感じました。

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# by ctsurgeon | 2007-03-05 22:31
LOST

e0088460_10562350.jpgBabies' Heartsで紹介されていた"LOST"
DVDを借りて観てみたら、すっかりハマってしまいました。
Season 2まで見終ったところです。
Season 3はすでに放映中ですが、便利なものでABCのWebsiteに行けばOnlineで無料で観れます。

日本でも放送されているようですが、アメリカみたいにはやっているのでしょうか?
とにかく面白いし英語のヒアリングの勉強にもなるので、おすすめです。
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# by ctsurgeon | 2007-02-28 11:01
公衆衛生学セミナー
ハーバード公衆衛生大学院(HSPH)では日本の保険医療システムなどを体験紹介するJapan Tripという企画が毎年行なわれています。
週間医学界新聞にも取り上げられていましたが、とても充実した内容で、企画実行したHSPHの日本人学生の人達の行動力には感心します。

今年も例年どおり行なわれるようで、その一環として東京で公衆衛生国際交流シンポジウム公衆衛生学セミナーが行なわれるようです。
日本の医療を見つめ直す良いきっかけになると思います。

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# by ctsurgeon | 2007-02-26 03:37
National Design Museum
とても天気のよい週末。
セントラルパークをうろうろしていたら、近くにあるNational Design Museumで面白そうな展示がしてあったので見てきました。

カーネギーホールで知られる大富豪カーネギーの旧邸宅を美術館にした重厚な建物の中では、最近のアメリカンデザインを衣服、建築からアニメ、ロボット、医療器具まで幅広く展示してあります。
こういう展示が大好きなので、時間を忘れて見て回りました。

近代美術館(MOMA)よりも小じんまりしていて、春先などには奇麗な庭園でワインなども楽しめるので、天気の良い日の時間つぶしにはおすすめです。


e0088460_9385420.jpgセントラルパークの池も凍っていました。
e0088460_9392020.jpg元カーネギーの邸宅です。小じんまりしていて、周りやすいです。
e0088460_9393290.jpg一見炊飯器に見えますが、実は腎臓移植のドナー臓器運搬ケースです。保存液を持続還流でき、臓器の保存状態を外部のモニターで確認できるそうです。
FDA認可済みで保存時間が倍増したとか。
こんなのあるなんて知りませんでした。心臓用はないんでしょうか。
e0088460_939478.jpgこちらで良く見かける薬のラベルです。間違えないようにラベルが色分けされています。
自分のおばあちゃんが薬を間違えて飲むのを見たデザイン学校の生徒の発案だそうです。
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# by ctsurgeon | 2007-02-25 10:11
Lake Placid
今週休暇を取って、3泊4日でスキーに行ってきました。

1932年と1980年の2回冬季オリンピックが行なわれたLake Placidという所です。
NYから車で4時間半くらい。
NYの人はバーモント州のスキー場に行く人が多いのですが、Lake Placidはオリンピックが行なわれただけあって、東海岸では一番標高差のあるスキー場で、かなり滑りごたえがあります。
町も湖畔の洒落たリゾートで、オリンピックの施設もそのまま残されています。
1980年の大会のアイスホッケーで当時無敵と言われた旧ソビエト連邦に奇跡的な逆転勝利をおさめた事はとても有名で、「Miracle」という映画にもなっています。

出発2日前に急遽決めた旅行でしたが、良い息抜きになりました。


e0088460_12214944.jpgスキー場から。周りにたくさん湖があって、とても奇麗です。
e0088460_12223835.jpgホテルの前にある凍結した湖では犬ぞりやスノーモービルに乗れます。かなり楽しいです。
e0088460_12231028.jpgオリンピックのスキージャンプ台。エレベーターで上まで登れます。
e0088460_12233324.jpgジャンプ台の上から。寒かったです(マイナス15度)。
写真ではわかりにくいですが、ものすごく高いです。こんな所からジャンプするなんて、とても人間のする事とは思えません。
e0088460_12404672.jpg旧ソビエト連邦に奇跡的な逆転勝利を収めたアイスホッケー会場。この建物(オリンピックセンター)がMuesumになっています。
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# by ctsurgeon | 2007-02-24 12:43
手術成績
NY州では心臓手術の手術死亡率が公表されています。
各病院、さらには驚くべき事に各外科医ごとの症例数、30日以内の死亡率(risk-adjusted mortality rate)が示されており、医療関係者だけでなく一般の人も自由にアクセスできるようになっています。
日本でもこのような動きがありますが、絶対症例数が少ないので統計学的な意味を持たすのは難しいかもしれません。

NY州成人心臓外科手術2002−2004
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# by ctsurgeon | 2007-02-20 14:05
心臓外科医の給料
毎月「confidential」と書かれた封筒が各アテンディングサージャンに配られます。

中には手術手技料(Surgeon's fee)をいくら取ったかということが、月毎に詳しく書かれています。
おそらく(?)僕たちの稼いだ手術手技料はデパートメント(医局)にプールされ、下にあげた100%出来高の人以外のサラリーとして分配されるのだと思います。

外科医の創り方(1/21/07)にもありましたが、外科医の給料算出法は大きく3つあります。

1)100%出来高:有名外科医やプライベート病院の外科医はこのパターンが多いと思います。保険会社から直接手術料が外科医に入ります。手術をすればするほど儲かるので、トップサージャンの稼ぎはミリオンになります。有名ベテラン外科医で年に数回モナコに出張手術しに行って大金を稼いで来る人もいます。

2)出来高+固定給:中堅どころはこのパターンが多いと思います。年俸制なので各アテンディングサージャンは自分が年間いくら稼いだかという資料をもって、デパートメントのチーフと年俸交渉します。だから皆一生懸命自分の症例を集めようとします。知り合いの若手外科医で手術しまくって給料を倍増させた強者もいます。(外からヘッドハンディグされている話をちらつかせて年俸交渉したようです。日本で教授相手にそんな事したら大変です)

3)100%固定給:僕たちのような下っ端は固定給です。インセンティブはなく日本の勤務医と同じです。

要は自分の力で患者を集めてナンボの世界です。
大学病院勤務医といっても、そういう点では開業医と同じです。
日本と違い主治医という意味は、その外科医が手術手技料を請求し手術の全責任を持つということなので、フェローなどの研修医が主治医になることは有り得ません。

ちなみに、ここ数年フェローを卒業して様々な病院のアテンディングサージャンとして出ていった人達の初任給は25万ドル前後です。
心臓外科医全体の平均年収は45万ドルくらいだそうです。

日本と比べてはるかに高給ではありますが、彼らは高い授業料を払ってMedical Schoolに行き、その後平均10年くらいは安月給で下積みし競争を勝ち抜いてようやく心臓外科医として独り立ちしたのだから、彼らにしてみれば当然の額とも言えます。専門性の高さ、仕事のハードさ、リスクの高さなどを考えるともっと高くても良いと思っているみたいです。その証拠に、この待遇でも最近はもっとQOLが良い他の科に人が流れて、心臓外科の人気は落ちています。

言い尽くされていることですが、同じように、いやもっと大変な下積みをして、仕事も外科医+術後管理医+PA+時には看護師くらいの働きをし、訴訟リスクももはやアメリカ並になった日本の心臓外科医の待遇が低すぎるのでしょう。

大学病院を始めとした日本の公立病院の医師の給与は基本的に卒後年数で横並びに決められています。忙しい科で頑張っても給料が増える訳でもなく、症例を増やせば増やすほど、リスクが高くなり、自分の生活を犠牲にしていくという皮肉な結果になっています。そんな状況であえて心臓外科などのきつい科を選ぶ人達は、お金の為でなく純粋にやりがいを求めている人がほとんどですが、そういう医師の良心に現在の医療制度がつけ込んでいるような気がします。アメリカの医療制度が健全だとは思いませんが、日本の制度も?と思います。

日本でも医師の給与にインセンティブを加えるという話が出て来ているようですが、どうなるんでしょうか。
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# by ctsurgeon | 2007-02-20 00:14
術後感染
毎月行なわれるM&M (死亡症例、術後合併症検討会)で1月の術創感染が多いことが問題になりました。

日本と比べてICUや手術室での感染予防はかなり甘いのですが、それを見直そうという話になりました。具体的には

1)ICUでは患者に接する時にはガウン着用(10/8/05のブログ参照)。
2)手術室に入る時の帽子マスク着用を徹底。
3)手術中(例えば内胸動脈採取の時など)術者が椅子に座ったら、手術ガウンを交換する。(手術中に結構座って休憩する事があるので、これは少し面倒くさい)
4)機械出しNsは座らない。
 これは若干1名には非常に痛い決定です。(5/23/06のブログ参照)。
 相撲取り並の体型をしている陽気なドミニカンのスクラブNsのH君はいつも座って機械出ししているのですが、今回の決定で手術中に座っている事がバレると1日謹慎となりました。彼にとっては死活問題です。もっともスピードが要求される心臓外科の機械出しを座ってする方が異常ですけど。
5)プレッピングの時にイソジン消毒したあと、拭き取らずに乾くまで待つ。
6)閉胸前にはしっかり温生食水で洗浄する。
7)術後の血糖管理を徹底する(これは重要)。

いずれも日本では当たり前の事ですよね。
でも1月だけ突出して多かったのは、何か原因があるのかもしれません。

このところ日中も零下の日が続いています。
病室から見えるハドソン河にも流氷が流れ着いています。

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# by ctsurgeon | 2007-02-18 12:02
Miracle
1/27に紹介した患者さんの記事が地元の新聞に載りました。

"Miracle of Bx.(Bronx) teen back from the dead"
"Docs astounded as damaged heart starts beating again"
とセンセーショナルな表現が好きです。
両親の談話として
"God turned around, put His hand on my son, and recharged him. If he wasn't a blessed child, I don't think he would have made it through this whole thing"
と書かれています。

写真は患者さんをはさんで心臓移植人工心臓チーフのN先生と人工心臓フェローのA君

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# by ctsurgeon | 2007-02-16 07:01