<   2006年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧
拡大鏡
外科医の創り方Babies' Heartsなどでtremorが話題になっているようです。
僕はtremorが支障になることはあまりないのですが(長いHegar持針器を扱う時はたまに震えます。ちなみに以前は親指をいれていましたが、現在は指を入れず手掌だけで保持してます。指入れ法は結構気に入っていたので、また試したいと思います。)、視点が定まらなくて困る事がたまにあります。
冠動脈バイパス手術では4.3倍の拡大鏡を使っているのですが、体調の悪い時(当直明けなど)や緊張している時に、頭が微妙に動いて非常に見にくくなる事があります。おまけに強度の乱視があって、拡大鏡ではそれを補正してくれない(眼鏡のレンズ部分に埋め込まれているタイプなので、拡大鏡を通しては視力は補正されていない)ので、余計に見えなくなる。ついでに飛蚊症もあります。あまり意識すると余計に気になるので、見にくいときは一呼吸置くようにしてます。医龍で朝田先生が使っているような跳ね上げ式の拡大鏡(眼鏡のレンズの外にルーペがあるタイプ)に変えようかなと思っているのですが、重くなるのと視野が狭くなるのが難点。ちなみにバイパス手術だけでなく大血管も移植も弁膜症も基本的には4.3倍を使ってます。単に2.5倍の拡大鏡には度が入っていないのでコンタクトを使用しないといけないからですが。バイパスには4.8倍くらいでもいいかなと思っています。他の手術は3.5倍でしょうか。この辺りは好みもあって、裸眼で冠動脈バイパス手術をする強者もいるらしいです。e0088460_1054299.jpg
[PR]
by ctsurgeon | 2006-05-28 03:14
スクラブナース
今日は4枝バイパス1件のみ。昼からする事が無い。締め切りをとうに過ぎた依頼原稿を書きつつ時間つぶしてます。
心臓外科の手術室には心臓外科専門のスクラブナース(いわゆるオペ看)がいます。ほとんどフィリピン人、ドミニカ人、プエルトリカン人で、いわゆる白人は少ないです。
その中に一人体重200キロはあろうかというドミニカ人のスクラブナースがいます。特大術着でも背中がカバーされずに丸見え、立ってるのがしんどいのでたいてい座って介助しています。とても陽気で良い奴なんだけど、いかせんその体重だから動きがとろい。加えて僕の下手な英語の発音のせいで器械を頼んでから出てくるまでに10秒くらいかかることがあります。「Kelly」(曲がり鉗子)といったのが通じなくて、3回言い直して10秒待って出て来たのがメスということもあり、思わず「何でやねん」と大阪弁で突っ込みそうになりました。第一助手がメインだった最初の頃は術者の2手先くらいを読んで、その都度彼に準備すべき器具を教えてやらなければ手術が進まないので、助手としての訓練にはなったけど。
でも皆とても良い人たちで、いつも下らない話をしながら手術しています。医龍で見られるような緊迫した手術室の雰囲気からは程遠いです(緊迫した状況では別ですが)。
[PR]
by ctsurgeon | 2006-05-23 05:39
医龍−2
そういえば医龍を見ていて、講師(?)の外科医が大動脈瘤の手術でメスを入れた瞬間にビビってしまって座り込んでしまう場面があった。確かにあそこまでなる人はいないと思うが、心臓手術では手術中にアセる展開になる事は結構ある。「このまま自分の目の前でこの患者さんが死んでしまうかもしれない」とふと思った時に、頭の中が真っ白になりそうになることがある。(そんな事はめったに起こらないが)。以前麻酔の導入で突然アレスト(心停止)になった患者さんがいた。心臓マッサージしながら、足の付け根を切開、そこから動静脈に人工心肺の管を入れて、無事に人工心肺に乗せ蘇生できたのだけど、足の血管が悪く手間取ってかなり焦った。その時は気付かなかったが、人工心肺にのせて血行動態が安定してから足がガタガタ震えてきたことに気付いた。癒着のひどい再手術例で大動脈が裂けてコントロール不能の大出血となり循環が保てなくなった例もあった。どんな時でも冷静に対処できる強靭な精神力は、鍛えて得られるものなのでしょうか。(幸いどちらの患者さんも助かりました)
[PR]
by ctsurgeon | 2006-05-22 10:16
医龍
アメリカにも日系レンタルビデオがあって、「医龍」を見ています。
バチスタ手術はアメリカではその効果が疑問視され、完全に廃れてしまってますが、ドラマの題材としてはわかりやすいんでしょう。
割と専門的な解説も入っていて、おおむね許容範囲ですが、いかんせん役者の演技が大仰すぎるのが少し笑ってしまいます。一般の人はどう思っているのでしょうか?
でも手洗いをして登場するシーンは、少しカッコいいので真似しようと思ってます。
[PR]
by ctsurgeon | 2006-05-21 13:55
出張マッサージ
本当に久しぶりの更新。
全く筆無精なもので、続かない事はわかっていたけど、気持ちを入れ替えてボチボチ続けようと思う。
今日病院で何をしたかというと、、「全身マッサージ」。。それだけ。
医局がお金を出して、医師、秘書、コメディカルの為に無料マッサージを企画したというもの。
わざわざプロのマッサージ師を読んで、医局の一室がエステサロンに早変わり。
部屋(たまたま休暇を取っている外科医のオフィス)に入ると、薄暗い照明にリラクセーションミュージック。本格的なエステ用ベッドまで持ってきているのにはびっくり。
ちょっと恰幅の良いお姉さんに、「服を全部脱いでベッドにうつ伏せになってください」と言われた時には「え、パンツもですか?」と思わず聞き返してしまった。パンツ一丁で横になり、あとはローションを使った全身マッサージ。。。極楽でした。
明日は当直。良い気分転換になりました。
でも日本ではこんな事考えられない。。
[PR]
by ctsurgeon | 2006-05-19 11:50