2007年 05月 15日 ( 1 )
The Phantom of the Opera
金曜日は当直明けにヘビーな症例(感染性心内膜炎によるAortic root abscess)でした。夜に他院から搬送されてきたのですが、強度の大動脈弁逆流のためにショック状態となり、朝から緊急手術になりました。当直明けで休む事もできたのですが、大動脈基部のradical debridementが必要な美味しい症例だったので、体に鞭打ってその症例をもらうことに。
abscessは完全に弁輪を破壊していて心室中隔まで及んでおり、弁輪を含めて周囲を徹底的に切除、debrideしたあとに、ホモグラフトを入れました。欠損部位はホモグラフトの僧帽弁前尖部分をパッチ代わりにして修復、僧帽弁置換術も同時にしました。
心内膜炎による大動脈基部再建は場合によっては心臓をバラバラにしなければならない場合もあって、最も難しい手術の一つで、なかなか執刀するチャンスがないので、良い経験になりました。

e0088460_27276.jpg術後経過が良好だったので、土曜日はまたミュージカルを見に行きました。昼前に思いついてインターネットですぐに2時からのチケットが取れました。今回は定番中の定番「オペラ座の怪人」です。実は一番好きなミュージカルで今回で3回目ですが、怪人役が新しい人になったので、見に行く事に。満員だったのですが、当日にもかかわらず中央の前から7列目の一番良い席です。おなじみのテーマ曲が始まってシャンデリアが上がって行くのを見ると、いつも鳥肌が立ちます。カリスマ的な人気があった前回の怪人役の後釜ですが、かなりの歌唱力でした(若干エコーがかかりすぎという気もしましたが)。クリスティーヌ役の人も今回は前の人より奇麗で歌も上手でgoodです。ただ横に座った巨漢のおばちゃんが一番良い所でスナック菓子を取り出してボリボリ食べ始めたのには閉口しました。こんな遠慮のないおばちゃんにはこちらも遠慮する必要はありません。しっかり注意してやりました。
いずれにしても一度聞いたら忘れられないような名曲(サンプル1)(サンプル2)が目白押しで、舞台も豪華なこの作品、僕みたいな素人にも分かりやすくて、初めてのNYで聞くミュージカルとしてお薦めです。
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by ctsurgeon | 2007-05-15 02:08