2007年 03月 16日 ( 1 )
チーフフェロー代理途中経過
チーフのM君が2週間留守なので、彼の代理をしています。
毎日2−3例の手術。手術で忙しいのはいいのですが、それ以外のベッド回しなどの鬱陶しい仕事がストレスです。

 昨日は7例の手術が予定されていたのですが、心臓移植(LVAD explant+HTX) が入り、手術室が回らなくなってしまいました。移植手術が手術室1つを占拠するので、予定手術をどれか延期しないといけないのですが、その調整が大変です。朝の6時から各アテンディングに電話しまくって、手術の延期を頼むのですが、皆自分の事しか考えていなくて、我がまま言い放題でウンと言ってくれません。ドナーチームに連絡して臓器摘出を遅らせないか聞いたりしたのですが、他の摘出チームとの兼ね合いもあり無理と。患者を手術室に移すこともできずに麻酔科や看護部から文句も出るし、患者からも文句が出て、そのたびに説明と言い訳に走り回り、、、ホトホト疲れてどうでもいいやと思った時に、手術部婦長から別の手術室が確保できたとの連絡が来て、やっとどの症例もキャンセルすることなく8例することができました。
 問題は人がいないこと。1例はアテンディングに頼み込んでPAとしてもらいました。僕自身はValve sparing aortic root (David)+MVrepairを執刀する予定で張り切っていたのですが、タレントドクターのDr. Oが朝からGood Morning Americaとかいうテレビに出演して病院にいないので彼の症例(reop.AVR+CABG2)をカバーしなくてはならなくなり、泣く泣くその症例をA君に譲りました。
 2例目のAVRを終了する頃に、別のアテンディングからクレームが。となりで彼の症例(AVR+CABG)を始めたフェローのM君がIMAを取るのがあまりにも遅くて何とかしてくれとのこと。その時点で夜の7時。彼はそのフェローに「この症例を君がするのはいいけど、残念ながら執刀はさせられない。当直でもないのに第一助手をするために君を引き止めるのは悪いので、ctsurgeon君に交代してもらってはどうか。しかし彼はまだ2例目のAVRを終了していないので、帰宅する前に彼の症例の閉胸してくれない?」と言ったそうです。M君は憤慨したのですが、仕方ありません。彼に謝りながらも胸が開いたままの患者を後にして隣の部屋に移動。アンギオも見ていない患者の手術を引き続きすることになりました。
 それにしても執刀できないとわかって(彼はまだAVR未経験です)憤慨するレジデント、日本では考えられないですよね。
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by ctsurgeon | 2007-03-16 13:18