2007年 01月 07日 ( 1 )
安息日
去年のクリスマスイブに心臓移植した患者さん。
術後経過は順調だったのですが、心臓の周囲に血液が溜まるいわゆる心タンポナーデの兆候があったので、金曜の晩に開窓ドレナージ術という簡単な手術をすることになりました。

手術室で承諾書を取ろうとすると、「サインできない」とのこと。
前にも書きましたが、いわゆる超正統派のユダヤ教信者(たまに見かける黒帽子に黒スーツ、長いヒゲの人たちです)で、金曜の晩から安息日に入るので、物を書いたり、何かのスイッチを入れたりという事が一切できないらしいです。トイレに入っても水も流したらダメとか。
仕方なくverbal consentということにしました。

24日のブログ記事の後指摘されたのですが、当たり前のことですが彼らはクリスマスを祝いません。
手術後いかにもそれとわかる全身黒づくめの大勢の親族の人達に「ビッグなクリスマスプレゼントになりましたね」と、嬉しそうに言ったのは大間抜けでした。
ちょっと気を悪くしたかなと後から少し心配になったのですが、それからも診に行く度に、手を握りながら「Docの手にはGodがついてくれているから安心です。」みたいな事を言ってくれるので、どうやら大丈夫のようです。
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by ctsurgeon | 2007-01-07 08:47