2006年 10月 14日 ( 2 )
無題
最近便利屋状態で少し忙しいです。

昨日は自分の手術が終わった後に、教授の手術(AVR+CABGx3: チーフレジデントが執刀)で他の手術を掛け持ちしている教授の替わりに前立ち、引き続き他のアテンディングの手術(AVR: サブチーフのM君が執刀)で替わりの前立ち。

今日も自分の手術が終わって帰ろうと思ったら夜の11時から心臓移植との連絡。当番のアテンディングの替わりに手術に入ることに。少し時間があったので一旦病院を出てスケート教室に行ってる息子(7才)に迎えに行って、回転寿司で夕食をとった後病院に直行。後輩のフェローと2人で手術。末期心不全で心臓は子供の頭くらいあって、肺動脈圧はほぼ体血圧と同じ。再手術例で結構癒着していたけど手術は順調に3時間半で終了し朝の4時に帰ってきました。夜中の緊急手術は何か独特のまったりとした雰囲気があって、相棒の持ってきたiPodから流れるレゲエを聞きながら、馬鹿話をしながら手術してました。

この週末も移植のオンコール。何事もありませんように。
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by ctsurgeon | 2006-10-14 17:45
Dr. Tirone David
心臓外科の世界では知らぬ人はいない、世界のゴッドハンドと言われているDr. Tirone Davidと食事する機会がありました。数々の手術を開発し、彼の名の付いた手術は教科書でも良く見ます。世界で一番うまい心臓外科医らしいです(一度見てみたいです)。

毎週木曜日に行なわれる心臓外科カンファレンスに招待してレクチャーしてもらったのですが、前の晩に心臓外科スタッフと一緒にディナーになりました。
といってもたった6人。
AATS(アメリカ胸部外科学会)などで遠くから眺めるだけの天上人が目の前に座っていて、最初は緊張したのですが、非常にフランクな人で、David手術のピットフォールなど色々と教えてくもらいました。
翌朝の大動脈弁形成のレクチャーも非常に興味深いものでした。

彼の話を聞いてると、外科医というよりアーティストという気がします。
彼は確かブラジル人。(バチスタもそう)
ラテン系の心臓外科医は、彼のような天才肌タイプがたまにいるような気がします。
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by ctsurgeon | 2006-10-14 17:31