2005年 10月 06日 ( 1 )
医療保険
当直時に手を焼いた患者さんは、翌日体内埋め込み式の補助人工心臓に付け替え、順調に行っている。胸が開いたままなので、今日閉じる予定。うまくいけば、このまま心臓移植待機となるが、問題は無保険ということが判明したこと。治療を中断するわけにもいかず、今後移植も含めて億近くかかるであろう医療費は病院がかぶることになりそう。まあ僕には関係ないけど。

アメリカは日本と違い民間保険なので、持っている保険のレベルで受けられる医療レベルも変ってくる。だから緊急搬送要請があっても、まず保険の事を聞いて受け入れられるかどうか判断する。保険会社が息子の心臓移植治療を拒否したために、父親が病院職員を人質に立てこもるというストーリーの映画があったが、ここでは非現実的な話しではないかもしれない。

誰でもいつでも最先端の治療が受けられる日本の国民健康保険制度(しかも心臓手術は高度医療でほとんど国が援助してくれる)がいかに患者にとって素晴らしいものか、もう少し認識する必要があると思う。
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by ctsurgeon | 2005-10-06 05:12