誕生日プレゼント
実は先週誕生日だったのですが、偶然朝エレベーターで一緒になったタレントドクターのO先生に「今週誕生日やったな。何がほしい?」
といきなり聞かれました。

ここ10年くらい誕生日プレゼントなんてもらったこともないので、おもわず
「へ?」と聞き返したら、
「靴? 服? いつもどこで服買ってるの? 好きなブランドは?」
と立て続けに聞いてきます。
「TJ MAX (アメリカのどこにでもあるディスカウントメガストア)やけど」
と言ったら、
「そんなんあかん。スーツをプレゼントしよう。ゼニアとかアルマーニは好き?」
と聞いてきます。
「え、まあ。でも高いし」
といっているうちにエレベーターがついて、彼はオフィスに消えて行きました。

クリスマスにレジデント全員にアテンディングからプレゼントが贈られる事はありますが、個人的にいきなりプレゼントをくれるなんて。。ホモでもないだろうし、本気なんかなと思っていたら、次の日、僕が手術している時ににいきなり手術室に入って来て、後ろから術衣の下に手を入れて右のお尻をまさぐって来ます。
「えー」と思っていたら、
「これで好きなスーツを買いなさい。上等のスーツ買わなあかんで。」と、スクラブのお尻のポケットに彼のクレジットカードをねじ込んで出て行ってしまいました。

彼と一緒に手術する機会が多く、まあ可愛がってくれているとは思うのですが、いきなりクレジットカードを渡されても、どれくらい使ったらいいのやら。。
日本人アテンディングのN先生に聞いてみたら、「いつも彼の症例手術して、感謝されてるんちゃう。遠慮せんと5番街でも行って高いスーツ買ってき」と言われたので、早速週末に行ってきました。しかしアルマーニのスーツ2000ドル。
今乗っている中古のアメ車が4000ドル。ミリオネラーの彼にとったらはした金でしょうが、とても人の金でそんな高いスーツ買う気になりません。といっても安物買ったらかえって失礼になるような気もするし。。結局アウトレットにいって、それなりのスーツをそれなりの値段で買ってきました。

Dr.Oはどんな難しい症例でも必ず手術を執刀させてくれるし、手術も良く教えてくれます。超有名なスーパードクターなのに、フレンドリーで人間的にも素晴らしく、彼から学んだ事は計り知れません。こちらの方が感謝してもし足らないくらいなのに、少し恐縮してしまいました。

こちらのアテンディングは自分が前立ちをして手術が終わると、執刀しているレジデントに「Good job, thank you for your help」と言ってきます。
日本ならレジデントに手術「させてやる」のが普通で、手術「させてもらった」レジデントの方から「ありがとうございました」と礼を言うものです。

日米の考え方の違いでしょうか。

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by ctsurgeon | 2007-03-19 09:43
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