大阪で駆け出しの外科研修医だった頃でした。
ある晩遅くに病院から下宿に帰宅すると、ベランダに置いた洗濯機の上に一匹の野良猫がちょこんと座って窓の外からこちらを見ています。 とても可愛い猫だったのですが、野良猫を部屋に入れる訳にもいかずそのままにしておきました。 すると次の日もその次の日も、帰宅したらいつも洗濯機の上に座っています。 当直明けの日も同じように洗濯機の上に座っています。 まるで僕が帰宅するのを待っているかのようです。 1週間位してさすがに可哀想になり、窓を開けたら部屋の中に飛び込んできました。 膝にのったりベットでくつろいだり、ずっと前から飼っているかのようです。 何か縁があるのかなと思い、車に乗せて実家に連れて帰りました。 あれから10年以上。 すっかり実家に馴染んでミーと名付けられ、皆から可愛がられ人生(猫生?)を謳歌していた彼女ですが、老衰で亡くなったと今日実家から連絡がありました。 出会った頃はすでに大人の猫でしたから、結局何歳まで生きたのか分かりませんが、平和で幸せな余生を送ってもらえたかなあと思います。 写真:いつも実家の居間のスピーカの上に置物のように座っていました。
by ctsurgeon
| 2007-02-10 14:00
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