新人フェローデビュー
水曜日から新しいジュニアフェローが来ました。
以前書いたレバノン出身の女医さんです。
いきなり初日から開胸、カニュレーション(人工心肺にのせるために心臓に管を装着すること)、内胸動脈グラフト取りを教えます。
早く一人でできるようになってもらわないとこっちの負担が減らないので、「まず見て、第一助手して、それから」なんて悠長な事はしてられません。まだほとんど心臓手術に入った事もない、人工心肺の回路もあまり理解していない人に、カニュレーションをさせるのは日本的には無茶ともいえますが、これがアメリカ式なのだから仕方ありません。

いきなり初日は僕が指導係。
1例目。大動脈をメスで切開して、そこに管を入れるのですが、切開が小さくてとても入らず、慌てて血だらけで見えない大動脈にメスで切り足そうとするので、あわてて制止。結局自分がすることに。
2例目。今度は切開が大きすぎて一瞬にして血が飛び散り(大動脈に穴をあけると、血圧で血が天井まで届くくらい噴出します。)、顔面シャワー状態。途中交代。
こちらも結構ひやひやです。

彼女は3列の手術室を渡り歩き、ひたすら「開胸」「カニュレーション」「閉胸」を繰り返しています。
週2回の当直もあり、そうとうこたえているはずですが、さすがに弱音は吐きません。
頑張ってもらいたいです。
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by ctsurgeon | 2006-07-08 12:51
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