Evaluation
Babies' heartsにもありましたが、心臓外科のレジデントは半年に1度evaluationを受ける機会があります。

各スタッフサージャンがレジデントの事を手術の技術、知識、病棟管理、態度など非常に細かく評価して、その成績表を元に教授と面談するというもの。逆にレジデント側からもスタッフサージャンについて、スタッフとしての知識は十分か、手術指導はどうか、など評価してフィードバックがかかるようになっています。評価があまりにも悪いと容赦なくクビになることもあり、僕も最初のevaluationでは非常に緊張したのを覚えています。
仕事にやっと慣れた頃とはいえ、右も左もわからない自分がどう評価されているのか、特に手術室でのパフォーマンスに全く自信がなかったからです。

 初めて教授にバイパス手術の中枢吻合をさせてもらった時、一睡もできなかった当直開けの2例目の手術でコンタクトレンズの調子も慣れない手術用ルーペの調子も悪く、まともに見えないまま縫ったら案の定クチャクチャの出来上がりになった。
 初めて教授にバイパス手術の末梢吻合させてもらった時、カストロ持針器のラチェットが外せずに固まってしまい、3針目で交代させられてしまった。
 初めて教授にAVR(大動脈弁置換術)をさせてもらった時、左冠動脈口に解離を作ってしまい、結局冠動脈バイパス手術を追加するはめになった。

それでも最初のEvaluationでは教授から「技術的には着実に上達。英語はまだまだだけど、まあ大丈夫だろう。それよりも一生懸命真面目にやっているのでOK」と言われとても安堵しました。「ああ、一生懸命やってたら何とかなるんや」。それから急に仕事がしやすくなった気がします。
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by ctsurgeon | 2006-06-18 14:02
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